デーヴィッド・アイクのホームページ
英国からのニュース 2001年10月29日発表
 
何でこんな地球に我々が来なければならなかったのか?
岩と血にまみれたこんなひどいところへ・・・・・・
そしてただ一つの道は上へ昇ることだけだ。
デーヴィッド・アイク著 『私は私、私は自由』より引用
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テロリズムに対する戦争というのは詐欺だ
ジョン・ピルガー著
 
 テロリズムに対する戦争というのは詐欺である。爆撃から3週間たつが、アメリカの攻撃に関係のあるたった一人のテロリストも、アフガニスタンで捕らえられたり、殺されたしたものはいない。
 
 そのかわり、最も貧しい、最も打撃を受けた国の一つが、最も強大な国によってテロ攻撃を受けている―アメリカのパイロットが疑わしい「軍事的」な標的を追い出す地点を。そして今や泥で作った家、病院、赤十字の貯蔵庫、避難民を乗せたトラックも破壊している。
 
 そしてニューヨークからの残忍な映像とは違って、我々はこれをほとんど見ていない。トニー・ブレアは依然として我々に、子供たちの暴力的な死(一家族で7人)はオサマ・ビン・ラディンと関係があると言っている。
 
 そして、なぜ集束爆弾が使われているのか? 英国の大衆は、英国空軍もまた使用しているこの爆弾について知るべきだ。この爆弾はただ一つの目的、人間を殺し傷つけるという目的を持った、数百の小さい爆弾をまき散らす。これらの爆弾は爆発しないで、人間がそれを踏みつけるのを待ちながら、地雷のように地面の上に転がっている。
 
 もし、武器が特別にテロリズムの活動のために開発されたのならば、これがそうだ。私は他の国々で、その爆弾を拾い上げて右足と顔が吹き飛ばされたラオスのよちよち歩きの子供のような例を、アメリカの集束爆弾の犠牲者を見てきた。これが今、あなたの名前で、アフガニスタンで起こっていることを確認しなさい。
 
 9月11日の大惨事に、直接関係したアフガニスタン人は誰もいない。ほとんどはサウジアラビア人で、彼等は明らかにドイツとアメリカで計画と訓練をした。
 
 タリバンがビン・ラディンに使用を許可しているキャンプは、数週間前にもぬけの殻になっていた。それ以上に、タリバン自身は米国と英国が創ったものだ。1980年代、彼等に提供されたタリバン軍はCIAによって創設され、ロシアと戦うためにSAS〔英国空軍特殊部隊〕によって訓練された。
 
 偽善行為はそこにとどまらない。1996年にタリバンがカブールを占領した時、ワシントンは何も言わなかった。なぜ? タリバンの指導者達は、石油会社、ユノカルUnocalの役員たちに歓待されるために、すぐにテキサスのヒューストンへ向かっていたからだ。
 
 合衆国政府の極秘の承認のもとに、その企業はアメリカがソビエト中央アジアからアフガニスタンを通って建設したいと欲している、パイプラインで運ぶ石油とガスの利益の多すぎるほどの分け前をタリバンの指導者達に提供していた。
 
 一人の合衆国外交官は、「タリバンはおそらくサウジと同じように発展するだろう」、と言った。その外交官は、アフガニスタンはアメリカ石油の植民地になるだろう、西側にとって巨大な利益がそこにあるだろう、そこは民主主義も女性迫害に対する法律もない所だが、と説明しているのだ。「我々はそれと一緒に生活できる」、と彼は言った。
 
 その取引は失敗に終わったけれども、それはジョージ・W・ブッシュ政府がしきりに催促する優先権を残している、それはその石油企業には法外なものだ。ブッシュの秘密のアジェンダは、地球上で開発されていない化石燃料の最大級の資源であり、一つの評価によると、一世代の間のアメリカの貪欲なエネルギー需要を満たすに十分な、カスピ海の石油とガスを搾取することだ。アフガニスタンを通過するパイプラインによってのみ、それを支配するというアメリカの希望はかなえられる。
 
 そこで、驚くことではないが、合衆国国務長官コーリン・パウエルは今「中道」タリバンに言及している。「中道」タリバンは、アフタニスタンを支配するために、アメリカが資金提供する「ゆるい同盟」と結合するだろう。「テロリズムに対する戦争」は、これを隠すためのもの、すなわち大きな力の国旗を振る外見の背後にある、アメリカの戦略目的を達成するためのひとつの手段だ。
 
 英国海軍は、本当に汚い仕事をしようとしているのだが、ワシントン帝国の野望のための傭兵以上の何者でもない。ブレア自身の異常な主張は言うまでもない。ブッシュのナンセンス野郎と一緒に、好戦的に「肩を寄せ合って」、英国をテロリストの一つの標的にしながら、ブレアは今、その目的は不明確で米国国防長官でさえ、戦闘は「50年以上続くかもしれない」と言っている戦場に軍隊を送る準備をしている。
 
 この無責任さは、はらはらさせる。パキスタンに対する圧力だけでも、インド亜大陸を横切る先例のない崩壊に火をつけることができただろう。多くの戦争を報告してきたので、私は若い兵士に送別の旗を振りたがる精力の尽きた政治家によっていつも殴り倒される。しかし、若い兵士達自身はタリバンのあほうにブーとは言わないだろう。
 
 沿岸警備艇に乗っている時、我が帝国の指導者達は彼らの行動の「道徳性」の中に、彼らの暴力を隠していた。ブレアもまったく違っていない。彼らのように、彼の選択的な道徳性はほとんどの基本的な真実を省略する。9月11日のアメリカの無実の人々の殺害を決して正当化することはできない、そしてどこの人間であろうと無実の人たちの殺害を決して正当化することはできない。
 
 アフガニスタンの無実の人たちを殺すことによって、ブレアとブッシュはニューヨークの非道な犯罪者のレベルまで身を落とした。一旦君たちが爆弾をばらまいたら、「間違い」や「しくじり」は見せかけだ。飛行機をビルにぶつけようと、それを命令し大統領執務室とダウニング・スリートと結託していようと、いずれにも拘わらず、殺人は殺人だ。
 
 もし、ブレアが本当にすべての種類のテロリズムに反対するのならば、彼は武器貿易から英国を撤退させるべきだ。双子のビルの攻撃があったその日、暴君と人類の権利を陵辱するための(集束爆弾やミサイルのような)テロの武器を売っている「武器販売会」が、ブレア内閣の全面的な後援を受けて、ロンドンのドックランドで開かれていた。
 
 英国の最大の武器購入者は中世風のサウジ政府であり、サウジ政府は異端者の首を切るし、タリバンの宗教的な狂信を生んだ。
 
 もし、ブレアが本当に「英国の道徳の糸」を示そうと思うならば、大きなまた正当な、不当な扱いに対する不平と怒りが満ちている世界のそのような場所で、暴力の脅威を取り除くために、ブレアは彼の力でどんなことでも出来る。
 
 ブレアはジェスチャー以上のことをするだろう。彼はイスラエルにパレスチナの不法な占拠を止めるように、そして英国が国連の常任理事国であり、国連安全保障理事会によって勧告されたように1967年の戦争以前の国境まで撤退することを要求するだろう。  
 
 ブレアは5歳以下の50万人の子供の死亡を10年以上も引き起こし、イラクの人々に苦しみを強制している国連―本当はアメリカとイギリス―の皆殺し政策による禁輸の解除を求めるだろう。
 
 イラクで、これは世界貿易サンタービルで殺された人の数よりも、多い数の幼児が毎月死亡していることを示している。
 
 ワシントンがイラクに対する今の「戦争」を拡大しようとしている兆候がある。今のところ、我々のほとんどには気付かれていないが、ほとんど毎日、英国空軍と米国空軍はすでにイラクを爆撃している。新聞の見出しには出ない。テレビのニュースにもでない。このテロは第二次世界大戦以来、最も長いアングロアメリカの爆撃キャンペーンだ。
 
 ウオールストリート・ジャーナルは、合衆国と英国がイラクで「標的がほとんど残っていない」という「ジレンマ」に陥っていると報道した。「我々は最後の野外便所まで降りていった」と米国政府当局者は言った。それは2年前だった。そして彼らは依然として爆撃を続けて居る。英国の納税者にかかるコストは幾らになるか? 18億ポンド以上だ。
 
 英国国内の報道によると、5ヶ月で、死傷者の41パーセントは市民だと言う。イラク北部で、夫と4人の子供がその志望者リストに報告されている一人の婦人に、私は会った。その夫は羊飼いで、祖父と子供たちと一緒に羊の番をしていた。二機の飛行機が彼らを攻撃し、すっと去っていった。それは開放された谷でのことだった。軍事目標なんか近くにありはしなかった。
 
 「こんなことをしたパイロットを、私は見たい」と、一族全員での葬儀の時に、未亡人は言った。彼らには、女王臨席のもと聖パウロ大聖堂での葬儀も、ポール・マッカトニーのロックコンサートもない。
 
 イラクの、そしてパレスチナの、そしてアフガニスタンの惨劇は、西洋のメディアのほとんどの風刺画のまさに反対が一つの真実であることを示している。
 
 世界のテロリストとは全く違って、ほとんど大多数の中近東とアジアのイスラム教の人々は、テロリストの犠牲者だ―彼らの國の中か、近くにある、高価な天然資源の西側の開発による犠牲者だ。
 
 テロリズムに対する戦争なんかあり得ない。もしそれがあるならば、英国海軍とSASはフロリダ海岸を襲撃するだろう、そこにはCIAが創設した多くのテロリストたち、前のラテンアメリカの独裁者たちと虐待者たちが、地球上のどこよりも保護を与えられ避難している。
 
 しかしながら、新しい言い訳、新しい秘密のアジェンダ、新しい嘘を伴って、力を持たない者に対する、力を持った者による継続する戦争がある。もう一人の子供が暴力によってあるいは飢餓で死ぬ前に、また新しい狂信者が西と東の両方で創りだされる前に、英国の人々は彼らの声を聞くべき時だし、またこの詐欺の戦争を止める時だ―そして本当の政治的な勇気を要求する勇敢で、想像力に富み非暴力的な指導力を持った種類の人たちを要求すべき時だ。
 
 別の日に、世界貿易センタービルで死んだ若い男、グレッグ・ロドリゲスの両親はこう言った、「息子たち、娘たち、両親たち、友だちたちが、遠い国で死に、傷つき、また我々に対して更なる不満をいだくことを期待して、我々の政府が暴力的な復讐の方向へ頭を向けていると感じるニュースを我々は十分読んだ。
 
 「それは我々が行く方向ではない・・・・我々の息子たちの名前を使って行く方向ではない」
 
                       (週刊日本新聞編集部訳)
 
 
http://www.davidicke.net/newsroom/europe/england/102901b.html
http://www.pavc.ne.jp/~ryu/wjn/13/icke1030.html


超長期的人類完全支配計画アジェンダ全曝露!!

『大 い な る 祕 密』
 
デーヴィッド・アイク著/太田龍・監譯
三交社刊、五八八頁、價格 二,三〇〇圓(税別)
 
 「大いなる祕密・爬蟲類人」上巻

 「大いなる祕密・世界超黒幕」下巻

お問合せ:三交社 東京都千代田區神田神保町二ノ二〇(電話〇三−三二六二−五七五七)
 




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http://www.davidicke.com/japan/icke/articles3/waragainstterror-jp.html
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http://www.davidicke.net/newsroom/europe/england/102901b.html